shiki0331’s blog

Web Developer. TypeScript / React.js を中心に学んでいます。 ブログ内容で間違っている箇所などありましたら、ご指摘していただけると助かります。

CPUとは? CPUの性能を比較しよう!

CPU(Central Processing Unit = 中央 処理 装置)
 
CPUとは、人間に例えると「脳」です。CPUの性能が高ければコンピュータの処理速度が速くなります。
ただし、画像処理に関しては主にGPUが担当しているので、CPUの性能が高くてもカバーできません。

 

CPUの性能が高ければ高いほど良いってのはわかったけど「どこで性能を見れば良いの?」と思いますよね。

 

CPUの性能を比較するときには、以下の項目をチェックしましょう。

 

・コア数

・スレッド数

ベンチマークスコア(passmark)

・クロック周波数 

キャッシュメモリ

 

上から順に説明していきます。

 

「コア数」とは先ほどの人間の例えを使うと「脳の数」です。

 

なので、コア数が多ければ多いほど脳が沢山ある事になるので、処理速度が速くなります。

 

なぜ処理速度が速くなるかというと、一つ一つの機能に対して一つの脳で担当できるからです。

 

例えば4つのコアがあったとすると、1つはWindows担当。2つ目はExcel担当。3つ目はChrome担当。4つ目はペイント担当。このように振り分けることができます。

 

これが1つのコアでは4つの機能を1つのコアで担当しなければなりません。

 

こう考えると当然、コア数が多ければ処理速度は速くなりますよね。

 

 

次は「スレッド数」です。

 

スレッド数は一つのコアが担当できる仕事の数です。

 

例えば1コア2スレッドとすると、1つのコアでは2つの仕事までしか同時にできません。

 

つまり「スレッド数」とは、1コアあたりの同時にこなせる作業数です。

 

ちなみに1コア1スレッドで同時に複数の作業を行えないわけではないですが、効率よく仕事を遂行できないので処理速度は落ちます。

 

 

次は「ベンチマーク」です。

 

ベンチマーク様々な企業がCPUの格付けを数値化しているものです。

 

その中でもPassmark社の「passmark」という数値があらゆるCPUを数値化しているようです。

 

この「passmark」の数値が高ければ高いほどCPUの性能が高いことを表しています。

 

しかし、注意が必要です。

 

ベンチマークの数値で比較した結果通りにならないケースもあります。

 

理由は、CPUが発揮する性能はプログラムによって異なるからです。

 

Passmark社がベンチマークスコアを出すために実行するプログラムと、パソコンを使用する人が利用するプログラムが完全に一致することはありえません。

 

そのため「passmark」の数値は必ずしも正確ではありません。

 

ただ指標としては参考になります。数値を鵜呑みにせず、CPUの性能を検討する必要があるでしょう。

 

 

次は「クロック周波数」です。

クロック周波数は「回路が処理の歩調を合わせるために用いる信号が、1秒に何回発生するかを示す値」。

 

クロック周波数が高ければ高いほど、コンピュータはたくさんの作業を同一時間内にできると考えていただければ大丈夫です。

 

周波数なので単位は「Hz(ヘルツ)」です。

 

現在主流なのは「GHz(ギガヘルツ)」です。

20年くらい前は「MHz(メガヘルツ)」だったみたいです。技術の進歩により向上したんです。

 

ちなみに

1MHz 1秒あたりに100万回

1GHz 1秒あたりに10億回

 

こう見るとめちゃくちゃ技術が進歩してますね!!

 

 

最後に「キャッシュメモリ」です。

 

キャッシュメモリ」と一緒に「メインメモリ」と「ハードディスク」について学びましょう。

 

同時に学んだ方が理解がよりしやすいためです。

 

上記の3つは大枠で捉えると、全て「データを記憶する装置」です。

 

違いは「処理速度」です。

 

                処理速度

(速) キャッシュメモリ  <  メインメモリ  <  ハードディスク (遅)

 

「ハードディスク」から処理を行うデータをCPUに渡します。

 

しかし、CPUの処理速度はとても速いので「ハードディスク」からCPUにデータを送るのでは間に合いません。

 

その中間地点として「メインメモリ」があります。

 

しかし!これでもまだCPUの処理速度には追いつきません。

 

そこでCPU内にある「キャッシュメモリ」が存在するのです。

 

よく使われるデータは「キャッシュメモリ」に入れといて、すぐにデータを出せるようにしておくのです。

 

キャッシュメモリの容量が多ければ、すぐにデータを出せるようにできるデータ量も多いわけですね。

なので容量が多いにこしたことはないですね!

 

最後にCPUの性能を比較するときの項目をもう一度確認しましょう!

 

・コア数

・スレッド数

ベンチマークスコア(passmark)

・クロック周波数 

キャッシュメモリ

 

個人的にはプログラミングをする上で、全部の項目をすみずみまで理解する必要はないと思うので、なんとなーく理解しておきましょう!!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。